iPhone7のディスプレイを自分で交換する方法をご紹介します。
ディスプレイの交換は、フロントパネルに付いてる各種パーツを取り外し、新しいフロントパネルに取り付ける必要があるので、バッテリー交換よりも難易度が高くなっています。
そしてiPhone6s以降、耐水シーリングがあるため、開けるのも難しくなりました。しかし道具を揃えて手順通りに行えば、十分自分で交換することが可能です。
iPhone7のバッテリー交換はこちら↓↓↓
iPhone6/6sのディスプレイ交換はこちら↓↓↓
iPhone7交換用ディスプレイ
iPhone7のディスプレイはAmazonなどで購入できます。
下のように、フロントパネルにあらかじめスピーカー、カメラ、近接センサー、バックプレートなどが組み込まれている商品の場合、交換の手間が省けて便利です。ホームボタンは移植する必要があります。
iPhone7の分解に使用する道具
iPhone7から、特殊なY字型ドライバー「特殊精密ドライバー Y000」が必須になります。
文字にそれぞれ商品リンクを貼ってますのでチェックしてみて下さい。
左から
・アネックス(ANEX) 精密ドライバー 時計用 +00 No.76
・エンジニア 精密特殊ドライバー ペンタローブネジ用 DAP-01
・分解工房 特殊精密ドライバー Y000
・uxcell 携帯修理用ツールSpudger iPhone対応 ツールキット ツールスパッジャー4本
・エンジニア ESDピンセット 先細曲がりタイプ PTZ-43
・iSclack【iPhone5~6S対応オープニングツール】分解工房オリジナルロゴ版
iPhone7のフロントパネルの外し方
まずはiPhone7のフロントパネルを外します。
iPhone7のフロントパネルの外し方 はこちらをご覧下さい。
⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎
iPhone7のフロントパネルの外し方
iPhone7のフロントパネルのパーツの外し方
iPhone7のフロントパネルが外れたら、フロントパネルに付いてるパーツを外します。
新しいフロントパネルには、すべてのパーツが付いてるわけではないので、元のiPhone7のフロントパネルから、
フロントカメラ、イヤースピーカー、ホームボタン、バックプレートなどのパーツを取り外し、新しいフロントパネルに取り付ける必要があります。
元のiPhone7のフロントパネルです。
フロントカメラ、イヤースピーカーを外す
3箇所のネジ(+00)を外し、フロントカメラとイヤースピーカーの固定版を外します。赤丸と青丸のネジのサイズは違います。
固定版が外れました。
3箇所のネジ(+00)を外し、イヤースピーカーを外します。ネジは3箇所ともサイズが違います。
フロントカメラを持ち上げて、イヤースピーカーを取り外します。
赤線の部分のフロントカメラのケーブルを外します。
フロントカメラのケーブルは両面テープで張り付いているので、ヘラで慎重に剥がしていきます。
接着面を全て剥がします。
フロントカメラのケーブルが外れました。
近接センサー、フロントカメラの部分のクリアパーツは、新しいフロントパネルに付いていない場合のみ外します。ヘラやピンセットで外れます。
近接センサー、フロントカメラの部分のクリアパーツが外れました。
ホームボタンを外す
ホームボタンの固定版の4箇所のネジ(Y000)をY字ドライバーで外します。
ホームボタンの固定版が外れました。
ホームボタンのコネクタを外します。
矢印の方向へ持ち上げるように外します。
コネクタが外れると、貝が開いたようになります。
赤線の部分のホームボタンとケーブルを外します。
ホームボタンのケーブルは両面テープで張り付いているので、慎重に剥がします。
ホームボタンのケーブルが剥がれました。
ホームボタンは裏側から表側に向かって押し出すように外します。
ホームボタンが外れました。
バックプレートを外す
バックプレートの周囲6箇所のネジ(Y000)をY字ドライバーで外します。
赤線の部分が両面テープで張り付いてるので、ヘラで剥がします。
バックプレートが外れました。
これで全てのパーツが外れました。
あとは、逆の手順で新しいフロントパネルに取り外したパーツを取り付けます。
iPhone7のデイスプレイ交換完了
組み立てが完了したら電源を入れて動作を確認します。
画面が表示されない場合はコネクタが外れている可能性があります。
さいごに
iPhoneのディスプレイは交換は、元のiPhoneのフロントパネルからカメラ、ホームボタンなどの各種パーツを移植する必要がありますが、工具が揃っていて説明通りに行えばそれほど難しくはありません。
自分でiPhoneのディスプレイを交換すれば、格安で済みますが、失敗するリスクもあります。
僕は一度、iPhone7のフロントパネルを開ける時に、吸盤を使用したら勢いがつきすぎてケーブルが切れてしまいました。
なので自身のない方は、iSclackなどのオープニングツールの使用をお勧めします。
iSclackはフロントパネルが完全には開かない仕組みになっているので断線の心配はありません。
また、iPhone7には耐水機能ありますが、開封することにより、耐水機能がなくなります。
このようなiPhoneの分解や自己修理は、Appleの保証を受けられなくなります。そして故障や不具合の原因にもなります。試される方は自己責任でお願いします。
他のシリーズのiPhone修理記事はこちらで紹介してます↓↓↓