Iphone7 open 0

iPhone7のバッテリーがそろそろ痛んできたので、久しぶりにiPhoneを分解して、自分でバッテリーを交換してみることにしました。
iPhone7には、耐水シーリングがされているので、iPhone6までとは違いフロントパネルを開けるのに苦労しました。

他のシリーズのiPhone修理記事はこちらで紹介してます↓↓↓

iPhone7交換バッテリー

Iphone7 open 3
iFactory iPhone 7 バッテリー 交換 互換 PSE準拠 Apple iPhone7適合

今回はこちらの交換バッテリーを使用しました。
iPhone7交換バッテリーは、Amazonで購入する事ができます。

iPhone7の分解に使用する道具

iPhone7から「特殊精密ドライバー Y000」が必須になります。
Iphone7 open 24

文字にそれぞれ商品リンクを貼ってますのでチェックしてみて下さい。

左から
アネックス(ANEX) 精密ドライバー 時計用 +00 No.76
エンジニア 精密特殊ドライバー ペンタローブネジ用 DAP-01
分解工房 特殊精密ドライバー Y000
uxcell 携帯修理用ツールSpudger iPhone対応 ツールキット ツールスパッジャー4本
エンジニア ESDピンセット 先細曲がりタイプ PTZ-43
iSclack【iPhone5~6S対応オープニングツール】分解工房オリジナルロゴ版

※ピンセットのリンクは写真の物とは違い、お勧めの物になってます。

iPhone7のフロントパネルの外し方

それではiPhone7のフロントパネルを開けていきます。

まずはiPhoneの電源を切ります。

そしてiPhone下部にある星型のネジを外します。このネジは特殊な形状なので専用の星型ドライバーが必要です。
Iphone7 open 7 2

iPhone7のフロントパネルの上部にはツメが2箇所あるので、ホームボタン側から開けます。
右側面にはケーブルが2箇所繋がってるので開けすぎると切れてしまうので注意が必要です。
Iphone7 open 0 2

iPhone7は、フロントパネルと本体の間に耐水シーリングがあるので、ホームボタン側の周囲をドライヤーなどで温めてシーリングを柔らかくします。
Iphone7 open 10 3

フロントパネルを開けるには、iSclackなどのオープニングツールを使えば吸盤だけを使うより楽に開きます。
iSclackを使う場合は、吸盤をホームボタンの上から挟みます。
Iphone7 open 21

少し開いたら、スパジャーなどのヘラでゆっくりとシーリングを剥がしていきます。
シーリングが剥がれたら、本体側に付けます。
Iphone7 open 22

右側面にはケーブルが2箇所あるので開きすぎ注意です。
iSclackならこれ以上開かないので安全です。
Iphone7 open 23 2

iSclackなどのオープニングツールがない場合は市販の吸盤を使います。
iPhone6までとは違い、iPhone分解工具のセットになってるような小さな吸盤では硬くて開きません。
写真のような強力な吸盤が必要です。ホームセンターなどで200円代で売ってます。
Iphone7 open 8

吸盤の場合、ホームボタンを避けて付けます。そして背面にも吸盤を付けて両手で慎重に引っ張りますが超硬いです。勢いよく開きすぎてケーブルが切れないか心配になります。
Iphone7 open 9 2

フロントパネルに隙間ができたら、ヘラなどを入れ上の方に向かってシーリングを剥がしていきます。
Iphone7 open 12

iPhone上部にはツメがあるので、ひねって剥がします。右側面のケーブルが切れる恐れがあるため持ち上げすぎないように気をつけます。
Iphone7 open 12a 2

フロントパネルが開いたらケーブルを外します。
特殊精密ドライバー Y000を使い4本のネジを外します。赤丸青丸のネジではサイズが違います。
Iphone7 open 14 2

固定プレートを外します。
Iphone7 open 15

ヘラを使いコネクタを外します。
Iphone7 open 16 1

一つ目のコネクタを外すと二つ目のコネクタがあるので外します。
Iphone7 open 16 2

今度は上部のケーブルを外します。 精密ドライバー +00 で丸のネジを外します。
Iphone7 open 17 2

固定プレートを外します。
Iphone7 open 18

ケーブルのコネクタをヘラで外します。
Iphone7 open 19 2

iPhone7のフロントパネルが外れました。
Iphone7 open 20

iPhone7のバッテリーの外し方

iPhone7のバッテリーの外し方を解説します。iPhone7からはTAPTIC ENGINが搭載されてるのでTAPTIC ENGINを外す必要があります。
Iphone7 battery 1

ロジックボードに繋がるケーブルのコネクタをヘラで外します。
Iphone7 battery 2a

精密ドライバー +00 で丸のネジを外します。
Iphone7 battery 3 2

カバーを外します。
Iphone7 battery 4

TAPTIC ENGINのケーブルのコネクタをヘラで外します。
Iphone7 battery 6 2

TAPTIC ENGINのネジ3箇所を 精密ドライバー +00 で外します。
Iphone7 battery 7 2

TAPTIC ENGINを外します。
Iphone7 battery 8

バッテリーは、外しやすい特殊なテープで固定されています。
四角の部分の黒いフィルムの下にテープがあります。
Iphone7 battery 9 2

黒いフィルムをめくると白いテープが現れます。
左側から剥がします。
Iphone7 battery 10 2

この白いテープのベロを下に向かって慎重に引っ張ります。
Iphone7 battery 11 2

この時に角度を付けて持ち上げすぎると切れやすくなりますので、なるべく角度を付けずに下に向かってゆっくり引きます。テープは伸びるので、長くなればたぐり寄せ、根元を引っ張ります。
Iphone7 battery 12 2

次は右側のテープも同じように剥がします。
Iphone7 battery 13 2

テープが切れてしまった場合は、赤線の箇所にヘラを入れて剥がします。ボリュームボタン周辺にはケーブルがあるので触れないように注意します。
※下の写真はTAPTIC ENGINやコネクタがまだ付いてる状態です。
Iphone7 battery 1 2

テープを剥がすのに成功すると、テープが完全に取れます。
あとはバッテリーを持ち上げれば取れます。
Iphone7 battery 14

新しいバッテリーを取り付ける

新しいバッテリーを取り付けます。
専用のバッテリーテープがあれば、次回のバッテリー交換が楽です。
バッテリーテープは貼る位置を決めてバッテリー側を先に貼り付けてから本体につけるとうまくいきます。
Iphone7 battery 15

バッテリーは熱が出るため、バッテリーの周りに隙間ができるように取り付けるのがベストです。
あとは逆の手順で外した部品を組み立てます。
Iphone7 battery 16

組み立てが完了したら電源を入れます。電源が入らなければ充電器に繋げば電源が入ります。
Iphone7 battery 17

さいごに

自分でiPhoneのバッテリー交換をすると格安で交換することができますが、失敗するリスクもあります。
僕は一度、iPhone7のフロントパネルを開ける時に、吸盤を使用したら勢いがつきすぎてケーブルが切れてしまいました。なので自身のない方は、iSclackなどのオープニングツールの使用をお勧めします。iSclackはフロントパネルが完全には開かない仕組みになってるので断線の心配はありません。
また、iPhone7には耐水機能ありますが、開封することにより、耐水機能がなくなります。
このようなiPhoneの分解や自己修理は、Appleの保証を受けられなくなります。試される方は自己責任でお願いします。

他のシリーズのiPhone修理記事はこちらで紹介してます↓↓↓

iPhone7のバッテリー交換に必要な物

シェアしていただけると励みになります

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう