iPhone6sが購入してわずか数ヶ月で水没してしまいました。水没したiPhoneを復活させる液体「リバイバフォン」を使い、バッテリーを自分で交換して復活しましたが、ディスプレイの中に入った水は残ったままですごく暗いです。パネルの操作はできます。
しかし、気になるので、ディスプレイを分解してみたら、見事に失敗して下の写真のように、画面のドックのあたりが映らなくなり、タッチの反応もしなくなりました。
これでは画面が見づらいばかりか操作もできないので、いつものようにディスプレイを自分で交換することにしました。
※iPhoneを自分で分解するとAppleの保証を受けられなくなります。故障の原因にもなりますので、試される方は自己責任でお願いします。
iPhone7のディスプレイ交換はこちら↓↓↓↓
iPhone6のディスプレイ交換はこちら↓↓↓↓
iPhone6s交換用ディスプレイ
iPhone 6S フロントガラスデジタイザ ガラスフイルム付き 液晶パネルセット (ホワイト)
左がiPhone6sの壊れたディスプレイを治すのに購入したパーツです。右は元のパーツです。
オレンジの部分は保護フィルムなので、剥がして使います。このセットには、ホームボタン、イヤースピーカー、カメラ、バックパネル等のパーツは付いてないので、元のパーツを移植します。
iPhone6sのディスプレイはAmazonなどで購入できます。
iPhone6sの分解に使用する道具
文字にそれぞれ商品リンクを貼ってますのでチェックしてみて下さい。
左から
・アネックス(ANEX) 精密ドライバー 時計用 +00 No.76
・エンジニア 精密特殊ドライバー ペンタローブネジ用 DAP-01
・uxcell 携帯修理用ツールSpudger iPhone対応 ツールキット ツールスパッジャー4本
・エンジニア ESDピンセット 先細曲がりタイプ PTZ-43
・iSclack【iPhone5~6S対応オープニングツール】分解工房オリジナルロゴ版
iPhone6sのディスプレイ交換手順
ディスプレイを外す
まず、iPhoneの電源を切ります。iPhoneの充電コネクタ横の星形のネジを外します。特殊な星形ドライバーが必要です。
ディスプレイのホームボタン側に吸盤をセットして矢印の方に持ち上げます。ピッタリとくっついてるのでかなり力が要ります。ディスプレイの上部はケーブルで本体につながってるので90度以上開けないように慎重に開けます。特にiPhone6sはディスプレイと本体の間にパッキングがされてるので開きにくいです。ヘラなどを使いこじ開けます。iSclackを使えば簡単で安全に開けることができます。
iPhone6sはディスプレイと本体の間にパッキン素材があります。iPhone6sは防水ではないですが、Phone7以降の耐水、防水に向けての布石みたいです。僕は全て剥がしましたが、本体側に残しておいた方がいいみたいです。
ディスプレイと本体は赤丸の箇所でつながってるので、90度以上開けないようにします。
ディスプレイのケーブルを固定してる板を外します。ネジを4箇所外します。ネジは赤丸と青丸でサイズが違います。
ディスプレイとロジックボードを繋いでるケーブルを3本外します。番号の順に外します。
ディスプレイが外れました。
ディスプレイからバックプレートなどを外す
ディスプレイの裏側のバックプレートをとり外すためにまずバックプレートを固定してある矢印の部分のネジを外します。ピンクとブルーの矢印ではネジの大きさが違います。このままではバックプレートは外れません。
フロントカメラを固定してある金属板のネジを外します。この金属板には下の部品の周りに固定してあるシールがあるので、金属板をゆっくり持ち上げて剥がします。ネジはピンクとブルーの丸では大きさが違います。
取り外した金属板です。このようにシールが付いてます。
フロントカメラを矢印の方向に持ち上げます。
下にあるイヤースピーカーを外します。
フロントカメラを持ち上げ、環境光センサーと近接センサーのケーブルを矢印の方向に持ち上げ、外します。
矢印の部品を、矢印の方向からヘラなどで剥がします。
フロントカメラなどのケーブルが外れました。
フロントカメラのクリアな部品を外します。
ホームボタンを固定してある金属板のネジを外します。
金属板を外します。
ホームボタンのコネクタを矢印の方向からヘラなどで剥がします。
矢印の部分もヘラなどで矢印の方向に剥がします。
あとは、ホームボタンを指などで表側から押すと外れます
矢印の部分のシールを矢印の方向に剥がします。
あとはバックプレートを下の方から持ち上げれば外れます。
故障したディスプレイから、新しいディスプレイに移植するパーツが全て外れました。
①フロントカメラなどのケーブル
②フロントカメラを固定する金属板
③イヤースピーカー
④フロントカメラのクリアパーツ
⑤ホームボタンを固定する金属板
⑥ホームボタン
⑦バックプレート
外したパーツを取り付ける
あとは逆の手順でパーツを組み立てます。
ホームボタンを取り付けます。
金属板を取り付け、ネジを2ヶ所とめます。
※下の写真はバックパネルが付いた写真を流用してるため画像を加工しています。
シールを矢印の方向に引っ張って剥がします。
長方形のフィルムを上からかぶせるように、バックプレートを取り付けます。
矢印のネジをはめます。矢印の色によりネジの大きさが違います。
フロントカメラのクリアパーツを取り付けます。
シールを剥がします。
ケーブルを丸の部分から取り付けて行きます。
環境光センサーと近接センサーをはめ込みます。
イヤースピーカーを取り付けます。
フロントカメラをはめ込みます。
金属板をシールの部分から先に取り付けます。
ネジを締めます。丸の色でネジの大きさが違います。
ディスプレイ側のケーブルを数字の順番に取り付けます。
ディスプレイのケーブルを固定してる板を取り付けます。丸の色でネジの大きさが違います。
ディスプレイの上部に爪が2ヶ所あるので先に本体にはめます。
最後に星型のネジを締めますが、iPhoneの動作を確認してからでも大丈夫です。
iPhoneを起動させたら、しっかりと画面が表示され、タッチ操作や感圧タッチの動作も問題ありませんでした。
さいごに
ディスプレイの交換は、古いディスプレイに付いてるバックプレートやホームボタンなどのパーツを、新しいディスプレイに移植する作業に手間がかかります。購入したディスプレイのセットによって、付いてるパーツが違うこともあります。またネジは細かく、場所によってサイズが違うので、自分で分かるようにしておきましょう。
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こちらの記事では、各iPhoneの各パーツの修理方法をまとめています。↓↓↓↓