車内でiPhoneの中の曲を無線で聞くために、自分でAUX端子(イヤホンジャック)とBluetoothカーオーディオレシーバーを後付けで設置しました。ちなみに車は、HONDAのシビックハイブリッド(FD3)です。
カーナビで音楽を聞くには、CDを入れて再生するか、HDDに貯め込んだ曲を再生しますよね。でも今の時代、それは快適ではありません。CDは量ばるし、HDDに読み込むのも面倒です。僕は音楽をiPhoneにストックしているので、iPhone内の曲を車のスピーカーから聞けたら便利です。しかも無線なら更に便利です。
そこでiPhone内の曲を無線で車のスピーカーから聞く方法を調べてみました。
僕の車の純正カーナビには、Bluetooth機能やAUX端子がありません。なので、そのままでは有線でも無線でも車のスピーカーから聞くことができません。
この場合、一番簡単な方法が、Bluetooth 対応のFMトランスミッターを使う事です。しかし、音楽をFM電波で飛ばしてラジオで拾うので、音がよくなく、たまに途切れます。
AUX端子(イヤホンジャック)さえあれば、有線で繋げるし、Bluetoothカーオーディオレシーバーを設置して無線で繋ぐこともできます。
いろいろ考えた結果、 AUX端子(イヤホンジャック)を設置してBluetoothカーオーディオレシーバーを繋ぐ ことにしました。
この記事では、純正カーナビに AUX端子とBluetooth機能を追加して音楽を楽しむ方法をご紹介します。
カーナビにHDMI端子を追加してiPhoneをミラーリングする方法はこちら↓
車内をBluetooth化するために用意したもの
①ビデオ入力ハーネス
純正ナビにビデオ入力機能を追加して、DVDプレーヤー、ゲーム、音楽プレーヤーなどの映像や音を楽しめます。オス→メス変換プラグも付属します。
僕はシビックハイブリッド(FD3)用「データシステム ( Data System ) ビデオ入力ハーネス VHI-H41」を購入しました。
※ビデオ入力ハーネスは、装着する車種またはナビの機種により、製品の適合品番が異なります。
製品の適合品番はこちらで調べられます。→ビデオハーネス適合検索
②ステレオミニプラグ延長コネクタ(メス×メス)
③3.5mm ステレオミニプラグ(オス)↔2RCA(赤/白) 変換 ステレオオーディオケーブル(オス)
僕の場合、自宅に②と③が眠っていたので使いましたが、ケーブルや変換プラグなどがごちゃごちゃするので、設置場所によっては下記のようなメスばかりの変換ケーブルがあればこれ一本で超すっきりします。
④Bluetoothカーオーディオレシーバー
少し高めですが、デザインが良かったので、BelkinのBluetoothカーオーディオレシーバー(F4U037QE)を購入しました。
Bluetooth機器の音楽を受信したり、通話することができます。 Bluetooth接続されると周囲がブルーに光り綺麗です。シガーソケットにUSB端子があるのも便利です。マグネット式で取り外しが可能です。ケーブルが細いので、コンソールパネルの隙間から配線し易いです。
Bluetoothのレシーバーは様々な商品が販売されています。
全てのケーブルを繋いでみました。
ビデオ入力ハーネスを取り付けるには、ナビの裏側の12ピンコネクタを抜いて①に繋ぎ、②をナビの12ピンコネクタに繋ぎます。ちょうど間にビデオ入力ハーネスが割り込む形ですね。
ビデオ入力ハーネス取り付け位置を確認
ナビの裏側の取り付け位置を確認します。
こちらから、各品番の説明書を検索できます→取付・取扱説明書ダウンロード
下記はシビックFD3用です。
ビデオ入力ハーネスは12ピンコネクタに取り付けます。
シビックFD3用VHI-H41の取り付け説明書はこちらです→取付説明書
ビデオ入力ハーネスを取り付ける
僕の車は HONDAシビックハイブリッド(FD3)です。カーナビは純正のメーカーオプションです。
ビデオ入力ハーネスはナビの裏側に取り付けるので、センターパネルを外す必要があります。
センターパネルの外し方は車種によって違うので、Googleで検索するか、ディーラーに教えてもらいます。
追記:シビックFD3のセンターパネルの外し方はこちらの記事でご紹介しています
ナビはセンターパネルに固定されているので、センターパネルごと持ち上げ、裏側の車両側ハーネス(12ピンコネクタ、紫のケーブル)を外します。コネクタは上部のボタンを押しながら抜けば外れます。この写真は、ナビを下から撮っています。
ナビの12ピンソケットにビデオ入力ハーネスを取り付けます。そしてビデオ入力ハーネスのソケット側に、ナビから外した12ピンコネクタ(紫のケーブル)を差し込みます。この写真は、ナビを下から撮っています。
ビデオ入力ハーネスをナビに取り付ける事ができました。あとはケーブルを好きな場所から出します。
ダッシュボード保護のため養生テープは必須ですね。
僕は、空調パネルの下からケーブルを出しました。
そして必要に応じて、ハーネスの入力側(赤、白、黄)に付属のオス→メス変換プラグを取り付けます。
これで映像や音声出力ができるようになりました。DVDプレーヤーなどを繋ぐことができます。
僕はこのままさらにBluetoothカーオーディオレシーバーの取り付けにかかります。
ナビのオーディオソースを表示すると「ビデオ」のボタンが増えています。
このナビでDVDや音楽を再生するにはこの「ビデオ」を選択します。
AUX端子を取り付ける
ビデオ入力ハーネスの2RCA(赤/白) プラグに3.5mm ステレオミニプラグ(オス)↔2RCA(赤/白) 変換 ステレオオーディオケーブル(オス)を取り付けます。
さらにステレオミニプラグ延長コネクタ(メス×メス)を取り付けます。
僕は自宅にあったものを使いましたが、変換が多く、ケーブルなどがかさばるので、下記のような全部メスで短めのステレオミニプラグと2RCA(赤/白) 変換ケーブルがあればスッキリするのでベストです。↓↓↓
これでAUX端子を設置することができたので、ステレオミニプラグを繋ぐことができるようになりました。
Bluetoothカーオーディオレシーバーを取り付ける
AUX端子にBluetoothカーオーディオレシーバーを繋ぎ、レシーバーを好きな場所に設置します。
Bluetoothカーオーディオレシーバーは普通に取り付けると、余った配線が車内に見えて格好悪いので、余った配線は全てセンターパネルの中に隠し、最低限の配線だけ隙間から出しました。
エンジンをかけ、ボタンを長押しすればリングランプが点滅し、ペアリングモードになります。
iPhoneなどのスマホのBluetoothをオンにすると、「CarAudio Connect」が表示されるので、タップして接続します。
接続されるとリングランプがブルーになります。
音楽を聞くには、ナビのソースをビデオなどの外部入力に切換えます。Bluetoothカーオーディオレシーバーのボタンを押せば音楽が再生し、車のスピーカーから曲が流れます。
ボリュームはiPhone側は最大にして、ナビ側でボリュームを調整します。
ボタンをもう一回押すと一時停止、二回押せば次の曲にスキップできます。
ボタン部分にマイクが内蔵されていて通話もできます。通話するには携帯で操作して、発信すれば音声がスピーカーから流れます。着信時にボタンを一回押せば通話、もう一度押せば終了します。
丸いデザインが車の丸いボタン類と合い馴染んでいい感じです。
ブルーに発光するので、暗くてもボタンの位置がわかりやすく、そして綺麗です。
このレシーバーは、マグネットで固定されてるので、手に取って、近くで通話することも可能です。
さいごに
Bluetoothカーオーディオレシーバーを設置した事で、スマホ内の音楽を流せるようになり、車内で快適に音楽を楽しめるようになりました。
ナビにAUX端子があったらもっと簡単にレシーバーを設置できたのですが、僕の車のナビにはAUX端子が無かったので、AUX端子の取り付けから始まり、大掛かりになりました。でも逆に、センターパネルを外した事で、全ての余った配線を隠すことができました。センターパネルの取り外しは素人の僕でも意外と簡単にできました。 自分で車をカスタマイズするのも楽しいですね。
追記:シビックFD3のセンターパネルの外し方はこちらの記事でご紹介しています。
※試される方は、自己責任でお願いします。
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今回ご紹介した商品
【追記】2021/8/31現在、belkinのBluetoothカーオーディオレシーバー(F4U037QE-A)は販売終了しています。現在は下記の商品がお勧めです。↓↓↓
下記のビデオ入力ハーネスは、HONDAシビックハイブリッド(FD3)用です。※ビデオ入力ハーネスは、装着する車種またはナビの機種により、製品の適合品番が異なります。製品の適合品番はこちらで調べられます。→ビデオハーネス適合検索