iPhone6sのバッテリーを自分で交換しました。 先日、9月に買ったばかりのiPhone6sを洗濯機の中に入れてしまい、ついに水没させてしまいました。水没直後、バッテリーからは「シュ〜シュ~」というようなガスが抜けるような音がしてました。以前紹介した方法「自分で出来る!水没したiPhoneを3日で完全復活させる方法」でなんとか起動してデータを取り出せる状態まで回復したのですが、バッテリーの調子が悪く、充電してもすぐに残量が減るようになりました。
僕はAppleの保険に入ってなかったので、iPhone6や6sをApple Storeで本体交換の場合33,800円(税別)※かかります。Plusの場合はさらにプラス4,000円(税別)かかります。バッテリーのみ交換の場合は5,400円(税別)※かかります。
そこでバッテリーを購入して、自分でiPhone6sのバッテリーを交換することにしました。
※価格は記事執筆時の価格です。iPhoneの修理料金はApple公式サイトで確認できます。→https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/service
iPhone7のバッテリー交換はこちら↓↓↓↓
iPhone5/5sのバッテリー交換はこちら↓↓↓↓
iPhone6/6s交換用バッテリー、バッテリー固定テープ
・交換用バッテリー
iPhone6と6s、ノーマルとPlusではバッテリーがそれぞれ違います。
交換用バッテリーはAmazonなどで販売されています。
・バッテリー固定テープ
バッテリーを固定するテープは再利用できない為、毎回交換する必要があります。
iPhone6/6s用
iPhone6 Plus/6s Plus用
iPhone6sの分解に使用する工具
文字にそれぞれ商品リンクを貼ってますのでチェックしてみて下さい。
左から
・アネックス(ANEX) 精密ドライバー 時計用 +00 No.76
・エンジニア 精密特殊ドライバー ペンタローブネジ用 DAP-01
・uxcell 携帯修理用ツールSpudger iPhone対応 ツールキット ツールスパッジャー4本
・エンジニア ESDピンセット 先細曲がりタイプ PTZ-43
・iSclack【iPhone5~6S対応オープニングツール】分解工房オリジナルロゴ版
iPhone6/6sのフロントパネルの外し方
分解の前にiPhone6/6sのバックアップを取り、バッテリー残量は25
%以下まで減らして電源を切ります。
万が一、バッテリーに穴が空いた場合、リチウムイオンバッテリーは残量が多いと発火の恐れがあります。
それではiPhone6/6sの分解を始めます。
まずiPhoneの充電コネクタ横の星形のネジを外します。特殊な星型ドライバーが必要です。
フロントパネルのホームボタン側に吸盤をセットして矢印の方に持ち上げます。ピッタリとくっついてるのでかなり力が要ります。フロントパネルの上部はケーブルで本体につながってるので90度以上開けないように慎重に開けます。
特にiPhone6sはフロントパネルと本体の間にシーリングがされてるので開きにくいです。開ける前にドライヤーでホームボタン側の周囲を温め、シーリングを柔らかくして吸盤で開き、ヘラなどを使いこじ開けます。
オープニングツールの「iSclack」を使用すれば、簡単に開き、完全に開ききらないので安全です。
iPhone6sを開くと黒い糸みたいなものが剥がれます。これがシーリング素材です。僕は全て剥がしましたが、残すなら本体側に残します。iPhone6sにはシーリングが施されていますが、耐水ではありません。
フロントパネルと本体は赤丸の箇所でつながってるので、90度以上開けないようにします。
ここから先はiphone6sとiphone6で少し違います。
iphone6sの場合
フロントパネルのケーブルを固定してる板を外します。ネジを4箇所外します。ネジは赤丸と青丸でサイズが違います。
フロントパネルとロジックボードを繋いでるケーブルを3本外します。番号の順に外します。
iPhone6の場合
フロントパネルのケーブルを固定してる板を外します。ネジを5箇所外します。ネジは赤丸と青丸と緑丸でサイズが違います。
フロントパネルとロジックボードを繋いでるケーブルを4本外します。番号の順に外します。
後は同じです。
iPhone6/6sのバッテリーの外し方
バッテリーのケーブルを固定してる板を外します。赤丸と青丸ではネジの長さが違います。
バッテリーとロジックボードを繋いでるケーブルを外します。矢印の方からヘラで外します。
バッテリーを固定してるテープを剥がします。赤枠の部分の黒いフィルムをめくれば白いテープが現れます。
左側から白いテープを矢印の方向に引っ張ってめくります。
右側も同じようにめくります。この白いテープが全て剥がれればバッテリーが外れます。万が一途中で切れた場合はヘラでバッテリーを剥がします。
バッテリーが外れたら、後は逆の手順で新しいバッテリーを取り付けます。
新しいバッテリーを取り付ける
バッテリー固定用のテープは完全に再利用ができません。普通の両面テープでも固定できますが、万が一再度バッテリーを交換することになった場合、外すのが大変になります。専用の固定テープを使うことをおすすめします。
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iPhoneバッテリーグルー接着テープステッカー(3ピース)
バッテリー固定テープの使い方
バッテリー固定テープは貼るのにコツが要ります。
説明書がありませんので、使い方は下記の記事で詳しく説明してます。↓↓↓↓
iPhone6/6sのバッテリー交換完了
iPhoneの組み立てが完了して電源を入れたら無事に起動しました。バッテリー残量は元から47% ありました。水没したのでディスプレイに水が入り込んで斑になっています。
電源ボタンを押しても電源が入らない場合、充電器に繋ぐと電源が入ります。
さいごに
iPhone6/6sのバッテリーをApple Storeで交換すると5,400円※もしますが、自分で交換したら格安ですみました。iPhone6/6sのバッテリーは2,000〜3,000円ぐらいで購入できます。 iPhone5のバッテリーは両面テープでしっかりと固定されてるのでバッテリーを外すのが大変でしたが、iPhone6/6sは特殊な固定テープが簡単に剥がれるので、外すのがかなり楽になりました。 僕が購入したバッテリーは1週間ほど使用してますが問題なく使用できています。
iPhoneのバッテリー交換は、iPhoneの分解が必要になります。自分でiPhoneの分解をしたら、故障、不具合が起こる可能性があり、Appleの保証を受けられなくなります。試される方は自己責任でお願いします。
※価格は記事執筆時の価格です。Appleストアでのバッテリー交換料金はこちらの公式サイトで確認できます。→https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/battery-power
こちらの記事では、各iPhoneの各パーツの修理方法をまとめています。↓↓↓↓
iPhone5/5sのバッテリー交換はこちら↓↓↓↓
iPhone6交換用バッテリー
iPhone6s交換用バッテリー
iPhone6Plus交換用バッテリー
iPhone6sPlus
iPhone6/6sを分解する工具
・iPhone用星型ドライバー
特殊な星型です。これがないとiPhoneを開けれません。付属で付いてるような星形ドライバーは、ネジ穴が潰れたりするので、しっかりしたドライバーがおすすめです。
・00番プラスドライバー
精密ドライバーは必需品です。作業が楽な軸が回転するタイプがおすすめです。
・ヘラ
プラスチック製のヘラは、分解箇所を傷めにくいので便利です。
・ピンセット
こちらのピンセットは先端がプラスチックなので傷つけにくくなってます。先曲がりタイプの方が作業しやすいです。
・吸盤
iPhoneのディスプレイを開けるのに必需品です。百均の吸盤でも頑張れば開きますが、初心者にはこちらのようなオープナーがおすすめです。
バッテリー固定用テープ
iPhone6/6s用
iPhone6 Plus/6s Plus用