iPhone5/5Sのバッテリーを自分で交換する方法をご紹介します。
iPhoneを1年ぐらい使ってると、バッテリーの減りが早くなってきます。まだまだ快適に使えるiPhoneなのに、バッテリーの持ちが悪かったら常に充電をしなければならず、不便です。Apple Storeでのバッテリーの交換は、保証対象の不具合の場合は無償で交換してくれますが、保証対象外の場合は有料で9,400円(税別)がかかります。バッテリーを交換するだけで9,400円(税別)は高いですね。自分で交換すればバッテリー代の2000円ぐらいで済みます。そこで、iPhone5と5Sのバッテリーを自分で交換してみました。
※iPhoneのバッテリー交換は、iPhoneの分解が必要になります。自分でiPhoneの分解をしたら、故障、不具合が起こる可能性があり、Appleの保証を受けられなくなります。試される方は自己責任でお願いします。
iPhone6/6sのバッテリー交換はこちら↓↓↓↓
今回用意したバッテリーと使用した道具
バッテリーには、iPhone分解用の工具も一応付属してました。「星型ドライバー、プラスドライバー、ヘラ、吸盤」 この付属の工具だけでも頑張ればバッテリーの交換ができそうです。写真はiPhone5s用です。
交換用バッテリー
分解に使用した道具
左から、
- 精密プラスドライバー00番
- 星形ドライバー:特殊な星形なのでiphone専用です。
- ヘラ小、ヘラ大:なくてもいいですが、あると便利です。
- ネジマップ:組み立てる時に、ネジの位置が分かりやすくて便利です。
- 吸盤:液晶パネルを開けるのに使います。100均で十分です。
- ピンセット:あれば便利です。
下記のiPhone分解ツールセットは、必要な工具が全て入ってます。
iPhone5/5Sのバッテリー交換方法
iPhone5とiPhone5Sはほぼ同じなのですが、大きな違いは5sのTouch IDセンサーです。
分解する前には念の為、バックアップを取り、バッテリー残量は25%以下に減らしてから電源を切ります。
※リチウムイオンバッテリーは穴が空くと発火の恐れがあります。充電残量が多いほど危険です。
ディスプレイの外し方
iPhone下部に星形のネジが2カ所有りますので、星形ドライバーで外します。
iPhone5の場合
ディスプレイの上部には配線があるので、下部のホームボタンのあたりに吸盤を付けて上に持ち上げ開けます。ディスプレイはぴったりはまってるので、少し力が要ります。上部は配線で繋がってるので注意してください。
iPhone5sの場合
iPhone5のディスプレイは90度ぐらいまでは持ち上げても大丈夫ですが、iPhone5sの場合はTouch IDセンサーの配線があるので、注意が必要です。
ディスプレイを少し持ち上げ、矢印の方向からヘラを差し込んで持ち上げて金具を外します。
コネクタの矢印の方向にヘラを差し込み持ち上げて外します。
Touch IDセンサーの配線が外れたら、あとはほぼ同じですが、ネジの位置や本数が若干違います。
iPhone5の場合
赤丸3カ所のネジを外し、金属プレートを外します。
iPhone5sの場合
赤丸4カ所のネジを外し、金属プレートを外します。
ディスプレイのコネクタを順番にヘラで外します。3のコネクタは2の下に有ります。
iPhone5の場合
iPhone5sの場合
バッテリーの外し方
バッテリーのコネクタを固定してる金属プレートを外します。
iPhone5の場合
赤丸3カ所のネジを外し、2枚の金属プレートを外します。
iPhone5sの場合
iPhone5sの金属プレートは1枚で、ネジは2カ所です。
金属プレートが外れたら、バッテリーのコネクタをヘラで外します。
バッテリーの剥がし方
iPhone5の場合
バッテリーは、強力な両面テープで固定されてます。隙間にヘラを入れ少しずつ慎重に剥がします。
写真の黄色い線のあたりは、下に配線があるので傷つけないようにして下さい。赤い線のあたりの空間にヘラを入れます。
バッテリーはかなり強力にくっついてるので、小さいプラスチックのヘラは品物によっては折れる事も有ります。私は大きなヘラも使いました。
【注意】先の尖った金属のピンセットや金属ベラなどで、リチウムイオンバッテリーに穴が開けると、発火する危険があります。プラスチック製のヘラで穴を開けないように慎重に剥がしてください。僕は一度発火させました。↓↓↓↓
バッテリーを無事に取り外せました。新しいバッテリーを逆の手順で取り付けます。
バッテリーの固定は市販の両面テープを使いました。
ディスプレイをはめるときは、ディスプレイ上部にツメが3カ所あるので、これを先に本体にはめて下さい。
組み立てが終わり、電源が入る事を確認します。
iPhone5sの場合
iPhone5sの場合は、iPhone5と同じようにヘラで剥がせますが、もっと簡単にバッテリーを剥がす方法があります。 iPhone5sのバッテリーは、下の写真のような特殊な両面テープで固定されてます。右側の黒いベロの部分を半分にカットして引っ張れば簡単に剥がせます。
囲った部分に、固定用テープのベロが2つ折りになって収納されてます。矢印のあたりをつまんで引き出します。
引き出したベロの中央をはさみでカットします。
半分になったベロの片方をゆっくり慎重に引っ張ります。
矢印の方向に慎重に引っ張りながら剥がします。
上まで剥がします。万が一途中で切れた場合は、ヘラを使い剥がします。
反対側も同じように剥がします。
テープが全部剥がれたらバッテリーを取り外せます。あとは逆の手順で新しいバッテリーを取り付けます。バッテリーを固定するテープは市販の両面テープでも代用できますがその場合、バッテリーを剥がす時が大変です。専用の固定用両面テープを使った方が取り外す時に楽ですし、より完璧を求めることができます。
iPhone 5s/iPhone SEのバッテリー固定テープの使い方
iPhone6,6s/7のバッテリー固定テープの使い方はこちらです。→iPhoneバッテリー固定テープの使い方(iPhone6/6s,7用)
バッテリー固定用両面テープはまず本体側に貼り付けてからバッテリーを取り付けます。 矢印の部分を持ち、裏側の青いフィルムを剥がします。
本体に貼り付けてある、配線にテープが重ならない用に本体に貼り付けます。
黒いベロの部分を向こう側に半分にたたみます。
バッテリーのコネクタを先に繋いでからバッテリーを貼り付けます。この時に、剥がす時の事を考えて、テープを引っ張れるように四方偏らずに均等に隙間を作って起きます。
無事に 成功しました。やはり新品のバッテリーは超快適です。バッテリーを激安で交換する事ができました。
追記:リチウムイオンバッテリーは扱いを間違えると大変危険です。こちらの記事も参考にして下さい。
iPhoneのバッテリーが発火!iPhoneのバッテリーを自分で交換する時に注意する事
追記:iPhone5sの説明を追加しました。2016年1月5日
こちらの記事では、各iPhoneの各パーツの修理方法をまとめています。↓↓↓↓
iPhone5交換用バッテリー
iPhone5s交換用バッテリー
バッテリー固定用両面テープ
iPhone分解用工具セット
iPhone分解用オープニングツール こちらのツールを使えば簡単に開きます。