iPhone SEのフロントパネルの外し方をご紹介します。
なお、iPhone SEとiPhone 5Sは、構造が似ているので、この方法はiPhone 5Sにも流用できます。
ただし、パーツは共通のものと共通ではないものがあります。
iPhone SEやiPhone 5Sは、Touch IDのケーブルがディスプレイ側と本体側に繋がっているので、フロントパネルを開ける時には注意が必要です。
iPhone SEのフロントパネルの外し方
iPhone SEの分解を始める前に
iPhone SEの分解を始める前に、バックアップを取り、バッテリーの充電容量を25%以下に減らしておきます。充電容量が多いと、バッテリーにダメージを与えてしまった場合、発火の恐れがあります。
フロントパネルを開ける
はじめに電源を切ります。
次にiPhone下部のLightning端子両サイドの星形ネジ(ペンタローブネジ)を外します。このネジを外すには、ペンタローブネジドライバーが必要です。
吸盤を使い、ホームボタン側からフロントパネルを開きます。
iPhone SEやiPhone 5Sの場合、トラップがあり、Touch IDのケーブルが矢印の部分で繋がっています。勢いよくこれ以上の角度に開くと、ケーブルが切れてしまいますので注意が必要です。
写真のiSclackのようなオープニングツールを使えば、これ以上開かないので安心です。
Touch IDのケーブルを外す
矢印の部分の金属プレートをピンセットやヘラで外します。
矢印の方向からヘラでTouch IDのケーブルを外します。
Touch IDのケーブルが外れました。
フロントパネルは上部でケーブルが繋がっているので、90°以上開いてはいけません。フロントパネルを、適当な箱などに固定すると作業がしやすいです。
フロントパネルのケーブルを外す
ケーブルのコネクタを覆う金属プレートを外します。
+00の精密ドライバーを使い、4箇所の+ネジを外します。
4箇所のネジのすべてのネジのサイズが違います。
金属プレートが外れたら、①②③の順番にコネクタをヘラで外します。
フロントパネルが外れました。ここから各種作業を行います。
iPhone SEの分解に使用する道具
文字にそれぞれ商品リンクを貼ってますのでチェックしてみて下さい。
左から
・アネックス(ANEX) 精密ドライバー 時計用 +00 No.76
・エンジニア 精密特殊ドライバー ペンタローブネジ用 DAP-01
・uxcell 携帯修理用ツールSpudger iPhone対応 ツールキット ツールスパッジャー4本
・エンジニア ESDピンセット 先細曲がりタイプ PTZ-43
・iSclack【iPhone5~6S対応オープニングツール】分解工房オリジナルロゴ版
さいごに
iPhoneの分解や自己修理は、Appleの保証を受けられなくなります。そして故障や不具合の原因にもなります。試される方は自己責任でお願いします。