iPhone SEのディスプレイ(フロントパネル)の交換方法をご紹介します。
なお、iPhone SEとiPhone 5Sは、構造が似ているので、この方法はiPhone 5Sにも流用できます。
ただし、パーツは共通のものと共通ではないものがありまが、ディスプレイは、iPhone SEとiPhone 5Sは同じ為、交換することができます。
iPhone SEのディスプレイを交換する
ディスプレイを交換するには
iPhone SEのディスプレイを交換するには、下記のパーツを元のディスプレイから、新しいディスプレイに、移植する必要があります。
- ホームボタン(Touch ID)
- フロントカメラと近接センサーケーブル、イヤースピーカー
- メタルバックプレート
フロントパネルを外す
まずはフロントパネルを外します。
フロントパネルを外すのは、各種修理に共通なので、こちらの記事でご紹介しています。⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎
ホームボタン(Touch ID)を外す
接点のパーツを固定しているネジを緩めます。組み立てる時のために、接点のパーツの向きを覚えておきましょう。
接点のパーツの向きの確認
接点のパーツと固定しているネジが付いたままTouch IDのケーブルを起こします。
次に青丸の2箇所のネジを外し、ホームボタンの固定プレートも外します。
スパジャーなどのヘラで、Touch IDのケーブルを剥がします。
Touch IDのケーブルが剥がれたら、反対側からホームボタンを押せば外れます。
ホームボタンが外れました。
フロントカメラと近接センサーケーブル、イヤースピーカーを外す
フロントカメラやイヤースピーカーを固定しているプレートの2箇所のネジを外します。
赤丸と青丸のネジでサイズが違います。
スパジャーやマイナスドライバーなどで、矢印の部分のツメを外せばイヤースピーカーが外れます。
フロントカメラと近接センサーケーブルを矢印の方向から剥がします。
四角の部分にはセンサーがはめ込まれているので、真っ直ぐに持ち上げるように外します。
フロントカメラと近接センサーケーブルを剥がすと、最終的にシールで固定されています。これ以上は剥がさないでください。
必要があれば、フロントカメラのクリアパーツを外します。
メタルバックプレートを外す
メタルバックプレートを固定している5箇所のネジを外します。
青矢印のネジだけサイズが異なります。
下の写真は、フロントカメラと近接センサーケーブル、イヤースピーカーやホームボタンを外す前の写真です。これらを外さないとメタルバックプレートは外れません。
メタルバックプレートが外れました。
iPhone SEのディスプレイ分解完了
あとは逆の手順で新しいディスプレイに外したパーツを取り付けます。
iPhone SEの交換用ディスプレイ
iPhone SEの交換用ディスプレイは、Amazonなどで販売されています。iPhone SEとiPhone 5Sのディスプレイは共通です。
iPhone SEの分解に使用する道具
文字にそれぞれ商品リンクを貼ってますのでチェックしてみて下さい。
左から
・アネックス(ANEX) 精密ドライバー 時計用 +00 No.76
・エンジニア 精密特殊ドライバー ペンタローブネジ用 DAP-01
・uxcell 携帯修理用ツールSpudger iPhone対応 ツールキット ツールスパッジャー4本
・エンジニア ESDピンセット 先細曲がりタイプ PTZ-43
・iSclack【iPhone5~6S対応オープニングツール】分解工房オリジナルロゴ版
さいごに
iPhoneの分解や自己修理は、Appleの保証を受けられなくなります。そして故障や不具合の原因にもなります。試される方は自己責任でお願いします。
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