Install usb 0

手持ちのMacが突然起動しなくなりましたので、別のMacを使い、USBからインストールできる
「macOSのインストール用USB」を作成して使ってみました。

POINT

この記事では、macOSをダウンロードして、High Sierra〜SonomaのmacOSのインストール用USBを作成する方法と、intelCPU搭載Macでの使い方をご紹介します。

macOSをダウンロードする方法

macOSを公式にダウンロードするにはApp Storeを使います。
macOSをダウンロードするには、そのmacOSがそのMacに対応している必要があります。対応していなければダウンロードできません。
下記のリンクからmacOSをダウンロードできます。

POINT

Ventura以降のインストール用USBを作成するには、El Capitan以降がインストールされている必要があります。

Sonoma 14

Ventura 13

Monterey 12

Big Sur 11

Catalina 10.15

Mojave 10.14

High Sierra 10.13

ダウンロードされたmacOSは、「アプリケーション」フォルダに入ります。ダウンロード後に自動でインストーラが開いてもインストールせずに取っておきます。
スクリーンショット 2024 07 31 13 42 20

USBの記録メディアをMacに接続

HDD、SSD、SDカード、USBメモリなどの記録メディアをMacに接続します。記録メディアはフォーマットしますので、中にデータがあれば別の場所に移動しておきます。
記録メディアの容量はダウンロードするMacOSにもよりますが、16GB〜32GB程度必要です。今回は手持ちのSAMSUNG SSD 120GBを使用しました。
Macbook air2015 repair 92

記録メディアをフォーマットします。
ディスクユーティリティで使用する記録メディアを選び、上のツールバーの「消去」を選択します。
ポップアップが表示されますので、フォーマットは「Mac OS拡張(ジャーナリング)を選択します。名前は任意で構いませんが、このあとのターミナルで使用するので覚えておきます。ここでは MyVolume にしておきます。最後に右下の「消去」をクリックするとフォーマットが開始されます。
スクリーンショット 2024 07 04 17 50 40

ターミナルを使う

上記でフォーマットした記録メディアをMacに接続したまま「ターミナル」アプリを開きます。

スクリーンショット 2024 07 04 18 10 19

コマンドを入力して「return」キーを押します。
コマンドは、ダウンロードしたmacOSによって異なりますので、次の項目から選びコピペします。
SSDの名前が MyVolume でない場合は、 MyVolume の部分をその名前で置き換えます。

スクリーンショット 2024 07 04 18 10 28 2

パスワードを求められたら管理者パスワードを入力して「return」キーを押します。この時、パスワードは画面に表示されません。
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ボリューム消去を開始するには「Y」キーを押すように指示があるので、「Y」キーを押して「return」キーを押します。
スクリーンショット 2024 07 04 18 12 41

ターミナルからのアクセスを求めるポップアップが表示されるので、「OK」をクリックするとインストールが開始されます。
スクリーンショット 2024 07 04 18 13 56

しばらくしてインストールが完了すると最後にコンピュータ名が表示されます。
スクリーンショット 2024 07 04 18 17 30

インストールが完了したSSDのアイコンは、インストーラーの名前に変わっています。
これでmacOSのインストール用USBの完成です。

スクリーンショット 2024 07 04 18 21 48

ターミナルに入力するコマンド

ターミナルに入力するコマンドは、下記からダウンロードしたmacOSを選びコピペします。
MyVolume の部分の名前が違う場合はその名前に置き換えます。

Sonoma

sudo /Applications/Install\ macOS\ Sonoma.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

Ventura

sudo /Applications/Install\ macOS\ Ventura.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

Monterey

sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

Big Sur

sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

Catalina

sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

Mojave

sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

High Sierra

sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

macOSのインストール用USBの使い方(intelCPU搭載Mac)

macOSのインストール用USBを使うには、そのMacがそのmacOSに対応している必要があります。

Macの電源が切れた状態でmacOSのインストール用USBをMacに接続します。
電源ボタンを押した直後に「option」キーを長押しして、写真のようなインストーラが表示されたらoptionを離し、接続するWi-Fiを選択してパスワードを入力します。Macの認証などでインターネットが必要になります。※Apple シリコン搭載モデルの Macは操作が異なります。
Macbook air2015 repair 95

macOSユーティリティが起動しますので、「MacOSインストール」をクリックします。
Macbook air2015 repair 99

MacOSのインストーラが表示されますので、「続ける」をクリックします。
Macbook air2015 repair 235

ソフトウェアの使用許諾契約の条項に同意して、
Macbook air2015 repair 236

「macOS〇〇は、ディスク"〇〇"にインストールされます。」と表示されますので「インストール」をクリックします。あとはインストールが完了するまでしばらく待ちます。
Macbook air2015 repair 117

無事にmacOSのインストールが完了したら「ようこそ」画面になります。
Macbook air2015 repair 120

さいごに

macOSのインストール用USBを作っておけば、macOSをダウンロードする時間を省けますし、複数のMacにインストールする時など毎回毎回ダウンロードしなくて済むので便利です。またOSユーティリティからインストールできない場合などにも使えます。

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