iPhone 3GSが発売されて今年(2014年)で15周年です。
このiPhone 3GSは、僕が初めて購入したiPhoneで、僕のiPhone歴やApple歴はここから始まりました。
iPhone 3GSは今から15年前の2009年に購入しました。
当時、iPod Touch第3世代を所有していて、デザインの美しさやマルチタッチの楽しさは分かっていましたが、端末で写真を撮りたいのと、モバイル回線でどこでもを使いたいこともあり、iPod Touch第3世代を購入した2ヶ月後にはiPhone 3GSを購入していました。
iPhone 3GSを使い始めて世界が変わりました。
フルスクリーンでボタンを使わずにタッチパネルで操作ができて、大画面でインターネットができ、写真やWebページなどを縮小/拡大するには2本の指でピンチイン/ピンチアウトするなど、直感的な操作で簡単に行うことができるようになりました。
また、アプリをダウンロードすることでいろんな機能を追加でき、動画や音楽はいつでも楽しめます。
iPhone 3GSは僕が初めて使ったスマートフォンでありApple製品です。
今ではあるのが当たり前になったスマートフォンですが、当時は非常にワクワクしながら毎日持ち歩いてた記憶があります。
当時はまだブログを開始していなかったので、今更ながらiPhone 3GSのレビューをしてみます。
この記事では、iPhone 3GSレビューや、購入当時のことをご紹介します。
iPhone 3GSの特徴
iPhone 3GSは2009年6月8日のWWDC 2009にて発表されました。
当時スティーブ・ジョブズ氏は病気療養中のため、代わりに上級副社長フィル・シラー氏がプレゼンを務めました。
「S」は単純に「スピード」のSです。デザインは前年に発売されたiPhone 3Gと同じですが、中身はよりパワフルになり、約2倍に高速化され、快適に操作できるようになりました。
カメラは200万画素から300万画素になり、オートフォーカス、ビデオ撮影、マクロ撮影機能が追加されました。
デジタルコンパスが内蔵され、地図アプリでは進行方向に合わせて動くようになりました。
それからiPhone 3GSは、日本で2009年6月26日にソフトバンクモバイルから発売されました。
そして初期搭載のiPhone OS 3.0で、従来のソフトバンクのキャリアメール「softbank.ne.jp」を使えるMMSに対応したので、iPhoneに移行しやすくなりました。
その後、iOS4でホーム画面のフォルダやマルチタスクに対応し、iOS5で通知センターやiCloudに対応しました。
iPhone3GSの主な仕様
仕様 | |
---|---|
チップ | Samsung S5PC100 |
ストレージ | 8、16、32GB |
ディスプレイ | 3.5インチ、480×320ピクセル、解像度163ppi |
カメラ | 3.0メガピクセル、ビデオ対応(VGA、30fps)、オースフォーカス |
カラー | ブラック、ホワイト |
重量 | 135g |
外形寸法 | 縦115.5mm×横62.1mm×厚さ12.3mm |
OS | 初期搭載:iPhone OS 3.0 最終:iOS 6.16 |
iPhone 3GSの外観
それでは久しぶりにiPhone 3GSを見ていきましょう。
iPhone 3GSの箱には、iPhone 3Gと同様に、iPhone 3GSの画が立体的にプリントされて浮かび上がっています。ホームボタンのところは実際に窪んでいます。この頃の箱はゴージャスですね。
蓋を持ち上げると箱がスーッと落ちます。この感覚がなんとも言えません。
蓋が開くとすぐにiPhone 3GSが現れます。Appleならではのパッケージングです。
同梱品は、
iPhone 3GS、リモート・マイク付きイヤホン、ドッグコネクタUSBケーブル、電源アダプタ、マニュアル、SIMピンといたってシンプルです。
iPhone 3GSのデザインはiPhone 3Gと同じ丸みのあるデザインで、バックパネルの素材は樹脂です。iPhoneの文字から下の文字がグレーから、「マーク」と同じシルバーに変更になっています。写真の土台は懐かしのユニバーサルドッグです。
iPhone 3GSのカメラは、iPhone 3Gの200万画素から300万画素になり、オートフォーカス(AF)が付きました。そしてVGAサイズの動画撮影もできるようになりました。現在のiPhoneのカメラと違い単眼で、出っ張っていません。
iPhone 3GSの上部には、スリープ/スリープ解除ボタン、SIMカードトレイと、今は無きヘッドセットコネクタがあります。
iPhone 3GSの左側面には、着信/サイレントスイッチと一体型の音量ボタンがあります。
iPhone 3GSの下部には、今はなきホームボタンがあり、1回押すとどんな時でもホーム画面に戻ることができます。
底面には、スピーカー(左)、Dockコネクタ、マイク(右)があります。
懐かしのDockコネクタは2011年発売のiPhone 4sまで搭載されました。
iPhone 3GSのカラーは、iPhone 3Gと同様のブラックとホワイトの2色展開です。
写真右は、同時期に発売されたiPod Touch第3世代です。
iPod Touch第3世代はiPhone 3GSを薄くして鏡面仕上げにしたようなデザインで、カメラやモバイル通信はありませんが、中身はほぼ同じです。
写真右は日本で未発売の初代iPhoneです。
iPhone 3GSのバックパネルは樹脂製でボタンは金属に対して、初代iPhoneのバックパネルはアルミニウムでボタンはプラスチックです。
ホーム画面は懐かしのスキューモーフィックデザインです。
OSは最終搭載可能OSの、iOS 6.16です。iOS7からは、フラットデザインになりました。
今となっては小さく感じる3.5インチディスプレイですが、2009年当時は大画面でした 。サイズは手の中に収まるサイズで非常に小さく感じます。
画面は、480×320ピクセル、解像度163ppiなので、ドットのざらざら感が出ていてレトロ感があります。ちなみにiPhone 15 Proは6.1インチ、2,556×1,179ピクセル、460ppiです。
iPhone 15Proと比べると、ずいぶんコンパクトです。
iPhone 3GSのサイズ感に慣れてしまうと、iPhone 15Proはバカデカく感じます。15年でずいぶん大きくなりましたね。
iPhone 3GSのアプリや使用感
標準アプリのいくつかは今でも使えるものがありますが、サードパーティ製アプリは、ほぼ起動しません。
Safariは読み込みに時間がかかりますがなんとか見られました。しかしサイトによっては表示が崩れたりしています。
カメラアプリは写真と動画の切り替えしかありません。iPhone3GSからはAFに対応したので、画面をタップしたところにピントが合うようになりました。
写真アプリは、スワイプやピンチイン、ピンチアウトなどの操作はサクサクなめらかで、現代のiPhoneと変わらないくらいの操作感です。
ミュージックアプリも普通に使えます。AirPlayやライブラリの共有も使えるので、自宅で音楽再生用で便利に使えます。
最後に通知センターです。懐かしのファブリックデザインです。デフォルトで、TwitterとFacebookの投稿ボタンがあります。
iPhone 3GSは、今のiPhoneと比べると動作がもっさりしていて、使えないアプリも多いですが、基本のアプリは普通に使えるものも多く、カメラや音楽/動画プレーヤーとしては普通に使えます。ただし、SoftBankの3Gサービスは終了したのでモバイル通信は使えません。
iPhone 3GSで撮った写真
300万画素のカメラで撮った写真は、レトロな感じでフイルム写真のようです。画像が荒く全体的に暗い印象です。今流行りの「エモい」写真を撮りたい方におすすめです。他にもiPhone 4の500万画素、iPhone 5の800面画素あたりがおすすめです。
さいごに
iPhone 3GSは僕が初めて手に入れたiPhoneです。なので今でもiPhoneといえばiPhone 3GSのイメージが強いです。現在のiPhoneと比べて当時は出来ることが少なかったですが、当時はOSのアップグレードがあるたびに画期的な機能が追加されワクワクしていたのを思い出します。